DARWIN funding 開発型37号

不動産特定共同事業

1.現地調査による実態:法定掲示物の不在

前書面には「建築中のため(詳細)記載なし」とありましたが、2026年2月10日時点の現地調査では、建築基準法に基づく「建設看板」すら設置されていません。

2.権利関係:自己借地権と抵当権の整合性

本件は借地権スキームであり、書面上の借入詳細は余白となっていますが、登記簿上では本件底地について以下の事実が判明しています。

  • 抵当権設定: セゾンファンデックス(設定日:2025年10月17日/債権額:4,000万円)
  • 法的構成: 自己借地権の設定。ただし、上記のとおり第三者の抵当権が設定されているため、民法第179条第1項ただし書の規定により、混同による借地権の消滅(混同の例外)は発生しないものと判断されます。

3.工期および運用スケジュールの妥当性

運用期間は残り10ヵ月(2026年12月31日終了予定)です。

  • 現状: 未着工(看板なし)
  • 構造: 鉄骨造3階建
  • 見解: 一般的な工期を考慮すると、現時点(2月10日)から着工すれば、運用期間内での竣工・売却(あるいは運用終了)は物理的に可能と推測されます。

4.勧誘方針との乖離についての指摘

当該企業の勧誘方針には「誤解を招く表現を用いないよう努める」と明記されています。しかし、実態(看板未設置)と書面(建築中)の乖離は、投資家に対して現状を正確に伝えているとは言い難く、誠実な情報開示の観点から疑問が残ります。

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